地方出身の現役理三生による語り溜め。

今季春から東大理三に進学させていただくryu.といいます。受験やその他様々なことを発信していきます。

参考書の紹介 其の陸 『ハイレベル数学の完全攻略』

 ryu.です。
 今回は数学に関して、久々に参考書について使い方も含めて紹介していこうと思います。今回は普段から自分が散々推している『ハイレベル数学の完全攻略』、通称「ハイ完」についてです。

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具体的なレベル

 この参考書のレベルとしては応用力鍛錬の登竜門と言った感じに捉えてくれればいいと思います。参考書のレベルを1〜10で評価するとしたら1A2B編が5〜7、3編が6〜7といった感じかなと思います。基本的にはここより難易度やレベルが下の参考書に関してはテンプレートな解答方法を頭に入れていくだけで解ける物が多いのですが、ここからはそうはいきません。パッと解法が思いつくのは難しい問題がほとんどになってきますし、ひとつ一つ問題の状況を整理しながら解法を組み立てていく練習になってきます。そのためのノウハウを詳しく解説してくれているのがこの参考書の大きな特徴かなと思います。
 自分はFocus Goldの後、1対1対応で確認をとってからこれに挑んでいった感じになります。使用時期としては高2の夏〜冬あたりです。もちろん、ここより前と後で意識することがかなり増えたり変わったりしていくので最初は少々きついかと思いますが、この参考書に関しては初見の段階であまり解けていなくても正直構わないかなと。自分も確か3〜4割程度だったと思います。結局はこの参考書に関わらず、最終的なレベルがしかるべき段階に到達していればいい問題だと思いますので、余程分からないのでなければその参考書に手を出しても構わないと思っています。もちろん自分で判断はしてもらいたいところではありますが。
 志望校の目安としては、旧帝大を目指すならばこのレベルは必須、難関国公立や数学が難しい私立であれば推奨、くらいでしょう。もちろんこれに準ずるレベルの参考書であればなんでも構いませんが。

ハイ完の特徴

 この参考書のよさは何と言ってもその解説の厚さです。普通の参考書とは異なり、問題に対しての考え方や難しい問題へのアプローチについて重きをおいた参考書になります。例題として用意されている問題を解き、その後の解説をしっかりと熟読することがこの参考書を有意義に使いこなすために必要です。その問題が解けたとしても、それに関連して系統だった知識や定石、問題の分析やアプローチの仕方など、改めて整理しておくべき内容が豊富に詰め込まれています。そのため、ひとつ一つを確実にこなしていくとすればかなり一つの題材に時間を費やすことでしょう。

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 メインとなる解説編にはアプローチ、問題解説、フォローアップの三編でまとめられているのですが、このアプローチとフォローアップの部分の解説が本当に濃いです。この中には問題を解くにあたって思考の手助けとなるような物が詰め込まれているので、とにかく読み込んで自分のものにするのを意識して勉強するのが良いと思います。また、この解説パートに登場する問題もある程度登場しますが、これも自分で解いて見ることでより徹底したインプットに繋がることでしょう。

 ただ、一回一回の解説が非常に重いので、自分なりに吸収を良くするための工夫なりは必要に感じますし、一日に何個もの進捗を生むのは正直難しいかなと思います。ただ漠然と繰り返すのではこの参考書は十分に活かすことはできないでしょう。
 また、稀に「それ必要か?」みたいな知識の吸収を求めてくる場合も存在しますが、こちらも適宜自分で取捨選択をしてもらえればいいかなと思います。あまりに局所的すぎるものやテーマとして出題率が低いものなど、ですね。おそらくやっていればわかると思います。

まとめ

以上、ハイ完の説明になります。この参考書は、自分が受験数学をやってきた中で一番お世話になった参考書と言っても過言ではないように思います。数学の問題の見方がかなり変わったのもこれのおかげだと思いますし。
 もちろん、万人に受けるというわけではありませんし、これに匹敵する質の参考書も多く存在することでしょう。いずれにせよ、この参考書を一度手に取ってからやるかどうかは判断してください。
 またこういった感じで以降も個々に参考書を取り上げていくと思いますが、何卒よろしくお願いします。