地方出身の現役理三生による語り溜め。

今季春から東大理三に進学させていただくryu.といいます。受験やその他様々なことを発信していきます。

数学網羅系の使い方

 ryu.です。
 今日は数学の基礎固めをするにあたってよく用いられる「網羅系参考書」について、その特徴や使い方の目安について書いていこうと思います。特に使い方についてはいろんな場面でよく質問されますので丁寧に書いていきます。

網羅系とは

 まずそもそも網羅系参考書とは何かについて説明しておきましょう。
 数学において基礎を固める上であらゆる基本的パターンがどの分野においても網羅されて説明・解説されている問題集を指して自分は言っています。分野ごとの必要事項やバリエーションに富んだ問題状況が掲載されているため、この参考書をやっておけば基礎的な部分に関してはまず問題ないと思います。
 ただもちろん基礎的な部分というのは簡単な部分というわけでは当然ありませんし、例出会いの部分にすら難易度の高い問題も多く載っていることも事実です。これらをきちんと全部こなしていくことである程度の難易度の問題であれば特に苦なく回答するほどの実力はつくことでしょう。

使い方

 基本的に自分はまとめ事項や教科書を少し確認したのちに、そこからひとつ一つの問題を丁寧に解いていった感じになります。自分は中学の段階である程度基礎的な部分は高校数学をかじっていたというのもあったのでかなりハイペースではありましたが、おそらく仕上がり具合的にあまり大差ないのでこの差はあまり考えなくてもいと思います。独学では初めの段階では分かっていないと厳しいところもあるとは思いますので、下の考え方のところを見て考える、それでダメなら回答を読んで理解するというのでも構わないですが、そうした場合においては翌日や近いうちに解き直すなど復習をしっかりとしておくのが大事です。
 また、やる問題としては基本的に例題から章末問題等の難問まで一通りやっておくのをオススメします。というか、そうするべきです。基本的に例題と問題では扱っている題材こそ同じであるものの、注意する部分は少なからず差があるものですので、全部の問題を解いておくことに越したことはないでしょう。
 さらに、解答に関してはルーズリーフに全て書き連ねていました。というのも、そのこと自体が記述回答の練習にもなりますし、自分がきちんと理解してその答えをかけているのかがきちんと把握できます。
 加えて時間に関することですが、ここの段階は時間をじっくりかけて取り組んでおくのがいいでしょう。自分は数学1Aから3までで一年と4ヶ月程度かけましたし、一つの網羅系がそもそも分量が非常に多いので時間こそかかりますが、一周あたりに4ヶ月程度〜半年弱程度を想定しておくと良いでしょう。
 最後に、わからなかった問題に関しては解答を確認すると思いますが、その際にはどういう考え方をしてその発想に至っているのかや、ここの部分が覚えておくべき事項なのかなどをきちんと吟味しておくこともいい勉強になると思います。

種類とすゝめ

 その網羅系参考書にも当然ある程度の種類が存在しています。その中でお勧めできるものを紹介し、それらを比較していきます。以前のブログの繰り返しになってしまう部分もあると思いますので、こちらのページもご参照ください。

www.ryustudy17nig.com

チャート式 基礎からの 数学(数研出版

 網羅系参考書の代表格です。いずれのレベルにおいても無難な問題にセレクトがなされており、着実にステップアップを図ることができます。問題のレベルわけも細かく、様々な問題に対応している問題集だと思います。  ただ、問題のレベル幅やバリエーションとしてはFocus Goldなどには劣るかなと言った印象です。ただ基礎としては申し分ないですし、ここより先の段階に進むにあたって何か心配なら挟んでおくということも可能である以上、これでも十分です。すでにこれに取り組んでいるという方も焦らずじっくり取り組んでいってください。  

Focus Gold (啓林館)

 網羅系としては一番理想的な問題集だと自分は思っています。基礎部分と難関部分までのステップアップがしっかりなされており、それぞれの段階においても問題の容量も多いのも特徴です。解説もなかなかに充実しているので独学においても有用だと思います。あとは見た目がかっこいいのもポイント高め。
 初学においてこの参考書をやるにあたって、巻末の方にlevel up問題などがありますが、ここはこの段階でやるのは厳しいと思いますので一度飛ばしてしまっても問題ないように思います。自分も途中で他のものに切り替えましたし。

NEW ACTION LEGEND(東京書籍)

 基本的な評価としてはFocus Goldと同じような感じになります。
 特に数学3の解説がいいと聞いていますし、自分で見た限りでは問題・解説共に詳しく載っているため全然選択肢としてはありであると思います。

チャート式 数学(数研出版

 俗に「赤チャート」と言われている問題集になります。青チャートよりも難易度の高い問題集とされていますが、自分はこれも選択肢としては十分アリだとは思いますが、青チャートやFocus Goldほどはオススメできません。
 基礎的な部分もカバーされており、ステップアップも十分に完備されているとは思うのですが、この解法暗記がメインの段階としてはやるのには少しオーバーワークかなという問題もちらほら存在します。上の方の難易度が青チャートよりも高いので、そのレベルまでここでカバーしておくのには少し人を選ぶのかなー、という印象ですね。ある程度の地力が中学受験などの前段階で確保されている人ならば手を出す価値はあるとは思いますが、あえてこれにするのも…という気もします。
 また、青チャートの後にこの参考書を行って良いかという質問をたまに受けますが、その必要はないと思います。簡単なレベルに関しては他のものと同じようなものですし、難易度の高い問題が目当てなら他の参考書を選んでおいたほうが問題や時間を無駄にしないでいいような気がします。