地方出身の現役理三生による語り溜め。

今季春から東大理三に進学させていただくryu.といいます。受験やその他様々なことを発信していきます。

共通テスト形式に触れてみた vol.2-E.Listening

 ryu.です。
 連載かの如く共通テスト模試を解いているわけですが、今回は英語リスニングについて書いていこうかと思います。英語全体についてはvol.1の方で触れたので、今回はリスニングの問題にのみフォーカスして述べていきます。

全体的所感

 全体として一番感じたのはセンター試験と比べて出題形式がかなり大きく変化したことですかね。点数が倍増したために分量が多くなった分、問題の出題様式が増えたのが事実です。ただ総時間は変化していないために、一つ一つのリスニングの文章量は減ったり1度だけになったりと、初見ではなかなかびっくりしました。
 分量が増加したのと同時に、文章の中での聞き取るべき情報の密度は大きいと思います。後で詳しく述べますが、序盤の方では一問の文章が短いのと、後半になってくると一度だけの聞き取りになる上文章量が増加していきます。
 また、問題の難易度としては全体的には特に変わらない感じがしました(時期を考えると模試の問題は難易度を若干とはいえ落としている可能性が高い。正直模試の難易度は低めに感じた)。とはいえ、難易度のバラつきが激しいように思います。問題形式が寄与している部分もあると思いますがね。そのためそこまで低得点を取る人は多くないのではといった印象です。ただ満点近くの高得点を取るにはそれなりの地力が必要になることでしょう。
 また、これはセンター試験のほうにあったかどうかはわかりませんが、アメリカ英語以外の読み手がいるのが少し気になったので、余裕があればここら辺りにも目を向ければ良いかと思います。  それではそれぞれの大問にフォーカスして書いていきます。

第一問 超短文把握

 まず第一問。一文程度の文章について理解度を図る問題でした。ここに2度の読み上げを使うのかとも思いますが…。(どうやら調べたら全問題を1回読みにされる可能性有りなので注意は必要)
 正直ここはディクテーションで全文を書き取れるくらいには仕上げておきたいですね。内容も日常生活周辺のことに限定されており、聞き取りにくい単語・フレーズの出題もそこまで、といった印象です。配点が大きいのも加味すれば(国公私や難易度問わず進学予定の高3生は)ここはだいたい正解できるほどの実力は欲しいかなといった感じです。

第二・三問 短文・対話把握

 英検の低級みたいなイラスト系の問題と、対話把握の問題で、内容も日常生活関連のことに偏っています。ここも難易度はそれほど高くないでしょう。
 第二問のイラストの方ですが、絵の把握に時間はかからないはずですのでここは比較的取りやすいと思います。ただ、たまに比較的難しい単語による言い換えが挿入されていたりと得点カッターがないわけではありませんので、油断はせずに。
 また、第三問。対話の状況把握ですが、展開が比較的決まっているのでこちらも聞きやすいかと思います。選択肢の中に露骨にミスリードをしてくるものがありましたが、しっかり細かいところまで聞けていれば問題ないと思います。

第四問 モノローグ型把握

 ここから徐々に難易度が上がります。1回のみの読み上げなので、長めにとられているインターバルでいかに先読みをしておくかもかなり大きな戦略性を問うてくる部分だと思います。
 文章がそこそこ長いですが、順序を追って一つ一つ読まれていく内容を丁寧に捌いていけるかが重要になっているように感じます。問題が読まれている中で回答に必要な要素がどのような形で提示されてくるのかを素早く判断できるかも勝負の分かれ目になりそうですね。素早く情報を処理するのがこの大問全体のミソかなと思います。

第五問 モノローグ長文(講義内容)把握

 ここが一番出題内容が特殊なものになっているような印象です。例を見ないような出題と、リスニング以外の要素もメインの判断材料になっている問題。実際の大講義などにおいてもありうるであろう形式になっているのである意味かなり大事な問題になっているかなと思います(難易度は内容も聞き取りも実際のネイティブの先生が行うものほど難しくはありませんが)。
 こちらもさっきと同じように事前に問題の先読みからどれほど聞き取るべき情報をフォーカスしておくか、そして素早く正確に流れる情報を処理できるかが大事ですね。ここが点数に大きく差がつく一文になっているのかな、と。

第六問 ディベート型長文内容把握

 そして最後の設問。こちらは対話になっており、各登場人物の一回一回の発言内容を(細かくでなくても)しっかりと把握することがミソです。これも一度のみの読み上げになるので、先述の第四、五問と同様に聞く部分をフォーカスしておき、緩急のある追求を心がけるようにすれば良いのかなと思います。気をつけるポイントも先のものと大体同じですかね。

まとめ

 以上の通り見てきましたが、やはり本質的に何を求めているかということに関しては一貫しているように感じられます。ただ形式の変化もかなりパフォーマンスに大きく影響するのも事実ですので、そこに対応できるだけの地力を身につけるように鍛錬しておくといいと思います。
 共通テストの中でも大きく改革があった部分なので、実際の形式はまだここから変化していく可能性も考えられます。それに、点数の配分の変化により、従来のセンター試験よりもここがより大きく一次試験の点数に影響してくるのは避けられません。いずれにせよ、素早い判断力やリスニング力を磨いて対策していくようにしましょう。